2017年9月3日日曜日

本番で示したスライドと、Q&Aの回答



2016A8 プロポフォールに関して正しいのはどれか。

(1) 蓄積作用が強い。
→静脈麻酔薬の中では「弱い」方。
(2) 静注時に血管痛がある。
→あります。
(3) 乳化製剤として投与される。
→プロポフォール白いですよね。
(4) 術後の悪心嘔吐を抑制する。
→効くんです
(5) 小児の麻酔導入には禁忌である。
→禁忌ではないですよ。(ICUでの長期大量投与に注意)


2016A52 正しいのはどれか。
(1) ミダゾラムには健忘作用がある。
→順行性健忘作用
(2) ミダゾラムはせん妄を誘発する。
→する。使いすぎはよくない
(3) デクスメデトミジンは呼吸抑制が強い。
→弱い方。ただし、肥満・睡眠時無呼吸患者では舌根沈下に注意
(4) デクスメデトミジンはα1 受容体作動薬である。
→ α2作動薬です(α1, α2 ,β1, β2作用は調べましょう)
(5) デクスメデトミジンはフルマゼニルで拮抗できる。
→できません。できるのはミダゾラム、ジアゼパム。


2016A53チオペンタールについて正しいのはどれか。

(1) 弱アルカリである。
→強アルカリ。点滴漏れや動脈穿刺に注意。
(2) けいれん誘発作用がある。
→痙攣抑制作用。脳保護療法
(3) 気管支喘息に禁忌である。
→禁忌です
(4) 頭蓋内圧低下作用がある。
→あります。脳保護療法
(5) ポルフィリン症には禁忌である。
→禁忌です。滅多にいませんが。

2016A51 ケタミンについて正しいのはどれか。

(1) 呼吸抑制が強い。
→弱い。試験的にはケタミン・デクスは呼吸に影響少ない
(2) 鎮痛作用がある。
→ある
(3) 麻薬指定されている。
→されている。金庫のなかを見て下さい。
(4) 頭蓋内圧低下作用がある。
→頭蓋内圧を上昇させる
(5) ショック患者には禁忌である。
→むしろ適応である


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